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シェアハウスのアンケート結果を解説

 

シェアハウスに興味がある人や入居している人の考えについて、耳にする機会はなかなかありません。

シェアハウス経営を検討しているオーナーにとっては、確認しておきたい情報ですよね。

 

実は、シェアハウスのポータルサイトである東京シェアハウスが「シェアハウスに関するアンケート」を実施しています。

シェアハウス運営・管理の経験がある筆者から見ても、興味深い内容でした。

このコンテンツでは、アンケートの回答結果からうかがえる「シェアハウスを利用する人々の意識や考え」をまとめました。

シェアハウス経営や管理に生かすことができ、オーナーや管理会社にとっても有益な情報といえるでしょう。

入居者の考えを知ることで、実際の需要に合ったシェアハウス運営が可能になり、安定した経営にもつながります。

 

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シェアハウスに関するアンケートの内容

●対象 : 東京シェアハウス(ポータルサイト)の利用者

●期間 : 2020年3月〜2021年2月

●結果 : シェアハウス未経験者、経験者、合わせて663名から回答

 

回答者の属性

  • シェアハウスの経験がない 約70%
  • シェアハウスの経験がある 約30%

 

  • 男性 約45%
  • 女性 約55%

 

 

アンケートのテーマ

  • シェアハウスへの入居を考えたきっかけ
  • シェアハウス生活に期待すること
  • シェアハウスの交流について(経験者)
  • シェアハウスの魅力について
  • シェアハウスの欠点について
  • シェアハウスでのトラブルについて

 

「シェアハウスへの入居を考えたきっかけ」の回答

スマホ操作する写真画像

シェアハウスはスマホで探す人が多い

 

以前から興味があった (25%)

ネットなどで知り興味を持った (23%)

寮などで共同生活を経験したことがある (約21%)

※1つ選択

 

シェアハウスの入居(きっかけ)に関しては、興味のある人はもちろんのこと、寮など共同生活の経験者が検討していることが伺えます。

シェアハウスのポータルサイトには、共同生活に理解を示す人が訪れていると言えるでしょう。

 

「シェアハウス生活に期待すること」の回答

女性:3人:写真画像

共同生活への期待も多い

 

生活費の節約 (約80%)

交友関係を広げられる (約50%)  

一人暮らしの部屋にはない設備 (約40%)

※複数選択可

 

トップの「生活費の節約」には 80% 以上の人が票を入れており、金銭面でもシェアハウスを魅力的に感じていることが分かります。

「シェアハウスの交流について」の回答

パーティーやイベント:女性:乾杯:写真画像

シェアハウスは「交流」が魅力のひとつ

 

実際にシェアハウスに入居した経験のある方を対象に、「交流頻度」と「交流内容」、そして「交流頻度に関するイメージとのギャップ」について調査しています。

 

入居者同士の交流頻度

あいさつ程度 (38.7%)

月1回イベントがある (24.7%)

年に数回イベントがある (17.5%)

 

 

交流内容

シェアハウス内での食事会 (76.1%)

誕生日会などのお祝い (40.3%)

ショッピングなど外出 (34%)

屋外でのイベント (24.5%)

 

 

シェアハウス入居前のイメージとのギャップ(交流頻度)

イメージ以上 (21.5%)

イメージ通り/変わらない (60.2%)

イメージ以下 (18.3%)

 

 

シェアハウスごとに交流の内容や頻度は様々です。

また、シェアハウスの交流内容は、「イベント」というよりは「日常的な会話などの気軽な交流」が多いのが実情です。

そんな風に簡単なコミュニケーションであっても、一人暮らしじゃ味わえないもの。

忙しい日々の中でも適度に誰かと繋がっていられる生活が、シェアハウスの魅力といえます。

「シェアハウスの魅力について」の回答

光熱費:女性:写真画像

シェアハウスは「節約」も魅力のひとつ

 

シェアハウスは共同生活なので、「実際に住んでみたら期待と全然違った…」となると退去につながりやすくなってしまいます。

「シェアハウスの魅力」に関するイメージと、実際の経験者の声との比較は、とても参考になる情報といえます。

主なアンケート項目

  • 生活費を節約できる
  • 家具など生活アイテムが揃っている
  • 交友関係が広がる
  • 一人では手の届きにくい設備が使える
  • 国際交流できる

 

アンケートの結果を見ると、シェアハウスに入居したことのない方がイメージする”シェアハウスの魅力”と、実際に入居経験のある方が感じた魅力の順位が、ほぼ一致していました。

「金銭面でのメリット」「すぐに生活できる環境」「交友がひろがる共同生活」「充実した設備」「外国人との交流」など、基本的なシェアハウスの魅力に関する理解がすすんでいることがうかがえます。

また、「シェアハウスは一人暮らしより安心」という意見も多く見られたとのこと。

「災害時に一人でないことは心強い」「何かあった時、常にすぐ近くに誰かしらいる」など、普段の防犯だけでなく災害などイレギュラーな事態への対応が心強い点も、シェアハウスの魅力と言えます。

「シェアハウスの欠点について」の回答

悩み・トラブル:女性:3人:写真画像

シェアハウスには欠点もある

 

シェアハウスに入居したことがない方には「欠点としてイメージすること」を、入居経験のある方には「実際に住んでみて感じた欠点について」アンケートを行なっています。

上位3位の結果(両者共に)

  • 共同生活ゆえのトラブル
  • 他の入居者の生活スタイルに気になることがある
  • プライバシーを確保しにくい

 

シェアハウスは共同生活ですので、共用部の衛生面や生活音に関するトラブルは起こることがあります。

また、他人の目が気になることもあるでしょう。

ただ、アパートやマンションであっても一定のトラブルは発生します。

シェアハウスだけが特別ではないことは理解しておきましょう。

「シェアハウスでのトラブルについて」の回答

女性同士のトラブル写真画像

シェアハウスにはトラブルもある

 

シェアハウスに入居経験のある方を対象にした「シェアハウスでのトラブル」についてのアンケートでは、実際にトラブルに遭遇した人は全体のおよそ3割とのこと。

70.8%の人が「トラブル経験は無い」と答えています。

一方で、シェアハウスでトラブル経験がある人の回答を見ると、「騒音問題」「掃除・家事の問題」「人間関係」に関する回答が目立つ結果に。

異なる価値観や生活態度がぶつかり合ってトラブルになることがあるようです。

 

アンケート結果からの考察

検索をしている女性のイラスト画像

経営の面からアンケート結果を考察します

 

このアンケートの結果を踏まえて、シェアハウスのオーナーや管理会社が参考にすべきポイントを見ていきましょう。

 

シェアハウス入居のきっかけ

シェアハウスのポータルサイトの訪問者は、シェアハウスの未経験者を含めて「共同生活」を前提にしている人が多いことが伺えます。

このことは、ポータルサイト以外のシェアハウス物件のサイトでもおそらく同様でしょう。

基本的には「ネットからの流入」がほとんどと言えるでしょう。

 

シェアハウスでは生活費の節約ができる

アンケート結果からは、生活費の節約の面でもシェアハウスへの期待が見て取れます。

物件内には主な家電や家具が備え付けてあり、水道光熱費やインターネット費用も固定されているという物件も多くなっています。

「引越しや買い物などの初期費用を節約できる」「毎月の生活費もおさえられる」というメリットが注目されているといえるでしょう。

シェアハウスでは交流ができる

シェアハウスの交流は、運営会社や入居者によっても異なります。

たとえば、管理会社が積極的にイベントを開催したり設備を充実させたりすれば、ハウス内の交流は起きやすくなります。

そういったシェアハウスには、イベントや交流が好きな入居者が集まる傾向があります。

ただし、シェアハウスの運営は、交流が盛んであれば良いとは限りません。

イベントが重なれば、その分トラブルも起きやすくなります。

入居者の中には静かに過ごしたい人もいますので、運営・管理には様々な入居者への配慮が重要になります。

シェアハウスに魅力を感じる部分

アンケート結果では、シェアハウスの経験者・未経験者ともに回答がほぼ一致していました。

シェアハウスの入居前のイメージと実際の生活にはギャップがなくなっているのです。

これは、シェアハウスの運営側にとっては重要なポイントです。

オーナーや管理会社がしっかりと発信すれば、シェアハウスの魅力が伝わると言えます。

ただし、運営側が発信した内容どおりにシェアハウス管理がなされている、ということが大前提なのは言うまでもありません。

シェアハウスの欠点も知ってもらう

共同生活には小さなトラブルはつきものです。

オーナーや管理会社は、迅速な対応が求められます。

また、入居前と後のギャップができるだけないように、入居希望者には必ず内覧してもらいましょう。

最近ではオンライン内覧も増えていますが、実際に物件へ行くことによって確かめられる点も多くあります。

近隣の様子や駅までの道のりなども確認できます。

ハウス内の空気感も現地へ行かなければ感じられないことです。

実際にハウスで生活するイメージを持ってもらうためにも、物件の内見は重要なポイントです。

シェアハウスのトラブルを理解しておく

できるだけトラブルを防ぐためには、オーナーや管理会社の対応が重要になります。

 入居前の面談・内覧を活用する

入居を決める前にオーナーや運営者との面談、内覧の機会を設けましょう。

シェアハウスの雰囲気やコミュニティの居心地の良さを感じてもらいます。
入居後に「価値観の違い」を感じるなどのトラブル防止することができます。

また、ハウスでのマナーやルールなどを確認し、納得した上で入居を決めてもらうことが大切です。

オーナー・運営者に相談してもらう 

些細な問題は入居者同士で解決してもらおうと考えがちですが、筆者の経験からおすすめしません。

その場はうまく収まっても、入居者の間でモヤモヤが残ってしまうこともあります。

トラブルを防いだり解決したりするために決めてあるのが「ハウスルール」です。

入居者に困ったことがあったら必ず運営者に相談してもらい、ハウスルールに則って解決していくことが重要です。

入居希望者の気持ちを理解する

このアンケートを踏まえてオーナーや管理会社は、物件に問合せをする人の意識について再認識しておきたいところです。

入居希望者は、「シェアハウスでの共同生活への興味」「生活費の節約や交友関係の拡大」など、まずはシェアハウスのメリットを意識しています。

シェアハウスには共同生活ならではの魅力が沢山ありますが、「何を目的としてシェアハウスに入るか」は人それぞれです。

コンセプトや設備はシェアハウスのオーナーや管理会社ごとに異なるため、入居希望者は「本当にそのシェアハウスが自分に合っているのか」を確認したいと思っています。

オーナーや管理会社がシェアハウスの魅力をしっかりと伝え、きめ細かい管理を実施すれば、満足度も上がって入居期間も長くすることができるでしょう。

運営側において最も重要なことは、「入居前とのギャップをなくす」ことです。

期待していた生活とのギャップが大きければ、早期の退去につながってしまいます。

シェアハウスはアパートやマンションと比べて「入居・退去がしやすい」ので注意が必要です。

  • シェアハウスの入居に期待感を高めている入居希望者に対して、契約につなげること
  • 入居後は行き届いた管理で退去を減らすこと

これらがシェアハウス経営の重要なポイントとなります。

 

アンケート結果の注意点

注意を促す人の写真画像

ポイント・注意点

 

アンケート結果を見る際には注意点もあるので確認しておきましょう。

 

まず、このアンケート結果はあくまでもシェアハウスのポータルサイト「東京シェアハウス」のサイト利用者ということです。

つまり、シェアハウスに関して何らかの興味がある人が回答しているということです。

 

Googleなどの検索エンジンから「シェアハウス」などのキーワードで検索し、東京シェアハウスのサイトを利用した人が対象になっています。

近年はテレビ等で取り上げられることも増えてシェアハウスの一般的な認知度も上昇していますが、まだまだシェアハウスがどんなものなのかを理解していない人もいます。

今回のアンケートでは、そういった人の意見は含まれていないので注意が必要です。

 

Ⓒシェアハウス経営の教科書

 

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