「不利なサブリース」を防ぐ3つの方法(オーナー向けに解説)
サブリース新法を活用すれば「不利なサブリース」を回避できる
賃貸経営でサブリースを利用する不動産オーナーや投資家も多いと思います。
ただ、サブリース業者とのトラブルにならないように契約(マスターリース契約)は慎重に行ないたいですよね。
実は、オーナーが「不利なサブリース」を回避する方法があります。
それは近年に制定・施行された「サブリース新法」を最大限に活用することです。
なぜなら、サブリース新法は「オーナーとサブリース業者のトラブルを防ぐ」ことを目的として成立・施行されたものだからです。
筆者はサブリース業者として10年以上にわたってマスターリース契約の作成を多数おこなった経験があり、契約書のポイントを熟知しています。
このコンテンツでは、不動産オーナーや投資家が「サブリース新法を賃貸経営に活用する方法」をお教えします。
これを読めば、オーナーが「不利なサブリース」を回避してトラブルを防ぐことができます。
3つのシーンにわけて解説していますので、あなたの賃貸経営の状況に合った活用法を実践してみてください。

賃貸住宅を購入するときに「サブリース新法」を活用する方法

賃貸住宅アパートやマンションの写真画像

サブリース新法を賃貸住宅購入時に活用するノウハウ

 

賃貸経営や不動産投資をする際には、既存のアパートやマンションなどの物件を購入するケースもあると思います。

実は、賃貸物件を購入する際にも「サブリース新法」を活用することができます。

 

サブリース方式が組み込まれている物件の場合には、契約前にサブリース新法のポイントに沿ってチェックします。

オーナーにとって不利なサブリース条件を回避することもできます。

 

賃貸物件を購入する際の「サブリース新法」活用法は下記のコンテンツでくわしく解説しています。

土地からの新築物件を建設するときに「サブリース新法」を活用する方

新築中の賃貸住宅の写真画像

土地から新築する場合にもサブリース新法を活用できる

 

土地から賃貸住宅を新築するケースもあると思います。

土地をお持ちの方が新築物件を建設したり、土地を購入して賃貸住宅を建てたりする場合などです。

 

実は、購入する土地の中には「サブリース」が組み込まれているものもあります。

指定の建築業者やサブリース業者によるサブリース(マスターリース契約)が条件になっているケースがあるのです。

 

所有している土地に賃貸住宅を建てる際も、依頼する建築業者によってはサブリース(マスターリース契約)が必須の場合があります。

 

このように、サブリース方式を検討する場合や、マスターリース契約が条件となっている建築業者に依頼する場合にも、「サブリース新法」を活用することが可能です。

オーナーにとっては、賃貸経営の「リスク管理」として重要なポイントです。

 

土地からの新築にサブリース新法を活用する方法は、下記のコンテンツでくわしく解説しています。

所有する賃貸物件のサブリースを見直す方法

アパートの外観の写真画像

サブリースの条件を見直す際にもサブリース新法を活用できる

 

 

すでに賃貸住宅を所有している方の場合は、どうしたらよいのでしょうか。

サブリース業者とマスターリース契約を結んで管理しているケースもあると思います。

またマスターリース契約をしていない場合でも、今後サブリース方式について検討していることもあるでしょう。

 

サブリース(マスターリース契約)をしている場合は、契約の更新時などに内容や条件についてサブリース業者と協議をすることもできます。

条件の変更などがあれば、サブリース業者はオーナーに「重要事項説明と書面の交付」が義務付けられています。(サブリース新法)

 

このようにオーナー側にサブリース新法の知識があれば、「これまでの契約条件を改善してトラブル回避に活用する」ことも可能になります。

リフォーム工事の内容・負担などの協議や、これまであいまいだった条件の見直しなど、収支の改善・リスク管理に役立てましょう。

 

所有物件のサブリース内容・条件の見直しの方法については、下記のコンテンツでくわしく解説しています。