
あなたはシェアハウスを探すときに、ハウス全体の間取り(図面)を確認しているでしょうか。
シェアハウスの生活は、経験がないとイメージするのが難しいですよね。
一戸建てタイプ、アパートタイプ、寮タイプなど、建物によって間取りが異なります。
ハウス全体の間取りを見てみることで、生活のしやすさや注意点が明確になってきます。
シェアハウスを決める際の材料にもなりますので、間取りのチェックと見学は必ずしてください。
この記事では、シェアハウス管理・運営の経験が10年以上の筆者が、間取り図(図面)の重要性とそのポイントについてお伝えします。
目次(もくじ)
シェアハウスの全体の間取りを見よう
気になるシェアハウスが見つかったら、ハウス全体の間取りを見てみましょう。
シェアハウスは共同生活のため、共有部が多くあります。
共用部の設備の数やレイアウトによって、生活のしやすさに差が出てきます。
たとえば、トイレの数が少ないとちょっと不安ですよね。
自分がそのハウスで生活するときに不自由しないためにも、間取りで確認しておくことが重要ですよ。
シェアハウスの基本的な間取りを知ろう
個室と共用部
シェアハウスの間取りは、個室と共用部に分かれています。
個室は、自分で自由に使用できる部分です。
共用部は、シェアハウスの住人みんなで使用する部分です。
「個室以外」の部分ですね。
たとえば、下記のような部分や設備があります。
- 玄関
- 下駄箱
- 廊下
- キッチン
- リビング
- 洗面所
- トイレ
- シャワールーム(お風呂)
- ベランダ
- 屋上
個室と共有部を意識して見てみることで、どんなハウスでどんな生活になるのかを想像しやすくなりますよ。
まずはネットで間取りを見てみよう
気に入ったシェアハウスがあれば、ネットで間取りを見てみましょう。
そのハウスのだいたいのイメージをつかむことができます。
ポータルサイトで見てみよう
シェアハウスを探すときには、シェアハウスの「ポータルサイト」を利用することが多いと思います。
気に入ったシェアハウスを見つけたら、そのサイトで間取りを見てみます。
そのサイトに間取図がなければ、他のポータルサイトを見てみましょう。
ポータルサイトに間取がない場合
いくつかのポータルサイトを見ても間取り図がない場合は、あらためて検索してみましょう。
「物件名と管理会社」がわかれば、それをキーワードにして検索をします。
そうすると、管理会社が運営しているサイトが出てくるので、そのサイトの中に物件の間取り図が掲載されていることがあります。
間取りが見つからない場合
気に入った物件の間取りがどうしても見つからない場合は、そのシェアハウスの管理会社に連絡してみましょう。
メールで問合せをして、間取りを送ってもらうことができます。
ネットで調べたり、管理会社に問合せをしても間取り図が手に入らない場合は注意が必要です。
特に、家賃が相場より安いシェアハウスには気をつけましょう。
たとえば、住みにくいハウスの間取りを意図的にネット非掲載にしている場合があります。
このようなハウスは、担当者の応対や態度も含めて慎重に検討しましょう。
ネットでの間取りチェック時の注意点
共用部の数と設備をチェック
下記のチェックをして全体のバランスを調べます。
- ハウスの人数(満室時)
- 個室の数
- トイレの数
- シャワールーム(お風呂)の数
- 洗面の数
- キッチン・リビングの広さ
たとえば、ハウスの人数に比べて洗面の数が少ない場合は、朝の身支度のときに混雑する可能性があります。
基本的な水回りの設備数の目安は、5~10人に1台くらいになります。
個室と共用部の位置関係をチェック
個室と共用部・設備の関係もチェックしておきます。
たとえば、自分の住みたい個室の部屋番号や位置がわかっていれば、その周囲の共用設備を確認します。
詳細はハウスの見学時にチェックすればよいので、ネット上ではおおまかに確認しておきましょう。
また、シェアハウスの中には、フロアが男女で分かれている物件もあります。
物件によっては、シャワー室などの共用設備も男女別になっている場合も。
気になる人は確認してみるとよいでしょう。
必ず実際に見学(内見)しよう
シェアハウスの入居を検討するときは、見学(内見)を必ずしてください。
アパートを借りるときに見学をしない人はほとんどいないと思います。
それはシェアハウスも同じです。
いや、共有部があって共同生活のシェアハウスだからこそ、しっかりと見学し、自分の目で見てから決めてください。
これは、10年以上シェアハウスの管理をしている筆者が身にしみて感じていることです。見学は必須です。
見学せずに契約して、「こんなハウスとは思わなかった」ということがないようにしたいですね。
後々のトラブル防止のためにも。
また、事前にネットで間取りを見ていても安心してはいけません。
間取り図はあくまでも参考ですし、縮尺など実物と異なるものもあります。
実際に見学して、ハウスの全体像をつかみましょう。
共用部は全体をくまなく見てしっかりとチェックします。
設備の内容だけでなく、人数に応じた数が設置されているかどうかも確認してください。
個室を見学するときには、共用部や設備との位置関係を確認します。
たとえば、階段の近くの個室であれば、上り下りの音や振動が気になるかもしれません。
また、リビングやキッチンの近くの個室であれば、料理の音や話し声が聞こえるかもしれません。
その他、念のため「災害時の避難経路」も確認しておきましょう。
まとめ
- ネットでシェアハウスの間取りを見てみる
- 共用部や設備の内容と数をチェックする
- 必ずハウスの見学をする